弁護側主張のバスの挙動

バスは車道に進入する前に一旦停止し、 左右の安全を十分に確認し交差点内を中央分離帯付近目指してゆっくりと進んだ。右折のために左からの車の流れ(下り車線)が途切れるのを待っているときに、白バイが衝突した。

「弁論要旨より」

事実 本件事故現場に行きあたった車両は、バスの直前で一旦停止するか、バスの後ろを通過するかして事故を回避している。

白バイ隊員だけが事故を起こしている。
証人Cの証言によれば、衝突の直前に右に車体を傾けて回避しようとして回避できなかった状況である。
バスの発見が非常に遅れていることが推察される。
よって 白バイ隊員に前方不注視の過失があった。

以上のとおり、本件事故は白バイの速度の出し過ぎと前方不注視の過失により発生したものである

結論

以上により被告人には公訴事実で指摘された過失は存在せず
業務上過失致死罪に該当せず
無罪の判決を求めるものであります。

 

[間近で衝突の瞬間を目撃した校長に対しての尋問]
検察官 「あなたは歩道前で停止しているとき、車がバスの後ろを通ったといっているが、実況見分調書では、間は1.9mしかないのですが」
校長先生 「私は見たままをいっています。」 (支援者ブログ裁判傍聴記より)

他にも生徒の一人は「車がバスの後方を通り抜けるために止まっていた」という目撃談をKBS特集の中で話している。この生徒は事故直後、土佐署に事情聴取のため呼ばれ目撃者として調書を取られている。その調書で生徒はバスが止まっていたこと明確に話している。数台の車の存在についてもバスの後方に通行するスペースができるのを(バスが右折を始めるのを停止して)待っていたことが調書には記録されているものと思われる。この生徒の調書は検察側に都合の悪いもので裁判の証拠として提出されなかった。


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